ハイドロキノンの正しい使い方をご存知ですか?
誤った使い方をして余計に肌トラブルに悩むのは嫌ですよね。
またどれくらいの期間使用すれば効果が現れるのか気になる人もいるでしょう。
そこでハイドロキノンの効果と使用期間、そして正しい使い方についてまとめてみました。
【ハイドロキノンの効果】
ハイドロキノンの効果が期待できるのは、皮膚の浅い部分(基底層〜表皮)に沈着にできてしまったものだけです。肌の奥深く(真皮)にまで及んだ色素沈着には効果を期待することができません。改善が期待できるシミは以下のとおりです。
老人性色素斑
最も一般的な紫外線によってできるシミ 紫外線をよく浴びる場所にできるため、日光黒子(にっこうこくし)と呼ばれることあります。
雀卵斑
そばかすとも呼ばれる細かく散ったようなシミ 遺伝的要素が強いため子供にも現れることもあり、紫外線によって数が増えたり色が濃くなってきます。遺伝的要因が原因のシミなので、消えるということはありませんが薄くなる可能性はあります。
肝斑
30〜40代の女性に多い両頬に左右対称に現れるシミ 女性ホルモンの乱れと肌をこする刺激が原因といわれていますが、原因がはっきりとしていないため効果が期待できないこともあります。
炎症後色素沈着
ニキビや傷、アレルギー性皮膚炎など肌の炎症が治った後に残るシミ
【濃度によって効き目に差がある】
ハイドロキノン1%~3%
刺激が少なく、一般的に安全性の高い配合濃度といわれていますが、その分効果や即効性が低くなると言われています。
しかし、肌が弱い人は、この濃度でも肌に刺激を感じる場合がありますので、濃度が低くても注意してください。
ハイドロキノン4%~5%
1%~3%に比べて濃度が高いため、肌へピリピリとした刺激を感じる場合があります。 肌に合うか、必ずパッチテストを行なってから使用することをオススメいたします。
※肌に合わず赤みやかぶれがでた場合は使用を中止し、赤みが長引く場合は、お近くの専門医療機関(皮膚科)を受診ください。
【正しい使い方】
パッチテストを必ずする
ハイドロキノンは非常に刺激が強いので、初めて使用する際はパッチテストを怠らないようにしましょう。
絆創膏などに少量塗布し、二の腕など目立たないところに貼って丸1日放置します。
赤みやかゆみがなければ問題なく使用できます。
ただし、毎日使用してる間にお肌に異常が出る可能性もあるのでよく観察しながら使用することが大切です。
逆に、赤くなったりかゆみが出るようであれば顔への使用は控えた方が良さそうです。
濃度が低いのを使用するようにするか、ハイドロキノン以外の美白美容液を使うようにしましょう。
ハイドロキノンを塗る時間
使用する時間帯は夜の就寝前に塗るのがおすすめです。
クレンジングや洗顔で毛穴の汚れを落とし、化粧水や乳液などでお手入れをした後に、ハイドロキノンを塗ります。
この時、化粧水や乳液をお肌に浸透させてからが良いので20分くらい時間を置いてからハイドロキノンを塗るようにしましょう。
ハイドロキノンの塗り方
シミができていない部分にハイドロキノンが付着すると、白斑ができるなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
なのでシミにピンポイントで塗れるよう綿棒などを使って塗るのがおすすめです。
【効果が現れるまでの期間】
濃くないシミなら早ければ2週間くらいで気にならない程度まで薄くなる
濃いシミの場合、1ヶ月使うと薄くなったと実感できるでしょう
ただし、ハイドロキノンの濃度や肌の質感によって個人差があるため3ヶ月でようやく薄くなったと実感できたという人もいます。
数日で効果が現れると思っている人もいるが、実際に効果が現れるのは早くて2ヶ月が一般的なので、継続的に使用することが大切です。
3ヶ月使用したら休止期間を取る
3ヶ月以内を1クールとして、それ以上は継続使用しない方が副作用が出にくいです。
なので休止期間は1ヶ月取りましょう。1ヶ月経てば再度利用して良いです。
休止期間中は美白化粧水や美白乳液などでケアをしておくのがおすすめです!
【まとめ】
ご覧頂いたようにハイドロキノンの濃度が濃いほど早く効果が現れます。
しかし、その分副作用を起こす可能性が高くなります。
肌の状態を充分に気を付けながら正しく使用し、憧れの美肌を手に入れましょう!